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PRINCEを語る1 インディーロックを語るに避けては通れんプリンス!

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  堀田: くらんちくん、久しぶり。レコード何聴いてるの? くらんちくん: Spoonの新譜。痺れるで。ライブのエネルギーあふれるレコード にしたかったんやって。 このアルバムに合わせて公開されたプレイリスト にはPrinceのアコースティック・ライブ盤の曲がチョイスされとった。 堀田: へえ、プリンス。確かにSpoonはギターロックになったPrince然としたところあるね。 くらんちくん: 「When Doves Cry(ビートに抱かれて)」のB面「17days」という渋いチョイスや。Spoonのブリット・ダニエルは インタビューでもプリンスへの敬愛 を語っとる。 実際プリンスも同時代のロックに対する目くばせを怠らなかったそうやな。Three O’Clockの88年作「Vermillion」はプリンスのレーベルPaisley Parkから出てるし、噂ではコクトー・ツインズのアルバムも出したかったそうや。 ストーンズがプリンスを前座に抜擢した話は有名やし、 ミック・ジャガーは最近でも自身のプレイリストでプリンスを2曲 も選んどる。しかもブレイク前の曲と晩年の新曲やで。 プリンス自身、ライブでRadioheadやFoo Fightersのカバーをしたり、そもそも大傑作「Sign of The times」収録の「プレイス・オブ・ユア・マン」は恋愛を歌ってるかにみせかけて、白人のロックへの対抗心が本当のテーマや。 黒人音楽と白人のロックンロールは絶えず影響され合って進化してきた。そのことを端的に証明する存在がプリンスやと言ってもいいかもしれん。 堀田: くらんちくん、止まらないね くらんちくん: おう すまんな。そいでお前はプリンスの曲、何が好きや。言うてみ。どうせ薄いやろけど。 堀田: 「Art Official Age」、亡くなる前、最後のオリジナルアルバム好きだよ。坂本慎太郎がラジオで流してた「TIME」とか、ふわーんとした感じの浮遊感あるトラックが好き。「Fallinlove2nite」は鉄板だね(晩年のシングルで「Hitnrun Phase One」に収録)。 「I Wanna Be Your Lover」や「Sexy Dancer」(2nd「愛のペガサス」収録)も好きだね。くらんちくんのテーマソングっぽいね。 くらんちくん: そりゃ、わいは人呼んで愛の伝道師

カート・ヴォネガットと村上春樹、長谷川四郎やで!

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 CRUNCHのギター・ボーカル堀田がなにやら早川文庫のSFを読んでいます。先日は劉慈欣「三体」も読破していましたが、最近読書ブームのようです。 くらんちくん: ずいぶん熱心に読んどるな。 堀田: カート・ヴォネガットの「スローターハウス5」面白いよ。 くらんちくん: やっと読んどるんか。作者がドイツ軍の捕虜になってドレスデンという都市で味方から大爆撃を受けた体験を基にした反戦小説やな。 堀田: 時系列をめちゃくちゃにしてSF仕立てで書いてるのが面白いね。主人公は常にタイムスリップをして過去・現在・未来を行き来してる。 くらんちくん: 自分の死ぬ瞬間も知っていて、死んだあとも再び過去の生活を繰り返すのがホラーやなぁ。 堀田: 主人公は 解離症状を呈しているか、まだらボケになったお父さん みたい。戦争が終わった後も、常に頭の中には恐ろしい体験が続いているんだよ。 くらんちくん: それをSF的に表現するためにタイムスリップという表現になったんやろうな。実際には戦争体験によるPTSDと飛行機事故による器質性精神障害の併せ技やな。NEW ORDERの「Shell Shock(戦争神経症)」を思い出すわ。 堀田: 人が死ぬ辛い描写が続くと、「そういうものだ(so it goes)」がすごく増えてくるね。作者がドレスデン大空襲を生き延びた際に、無感動になって、どうしょうもなくなった気分を表してるのかな。 くらんちくん: 村上春樹は特に初期の作品でカート・ヴォネガットの影響が強いようやけど、「そういうものだ(so it goes)」に対応する村上語は「やれやれ」やな。 堀田: その体験をやわらげるために作者が創り出した装置がトラルファマドール星人だと思うの。トラルファマドール星人の描写、「身長2フィート(約60㎝)全身が緑色で ー中略ー 緑の眼球が一個ある。彼らは友好的である(42ページ)」。なんか、誰かさんに似てるね。 くらんちくん: 知らんけど、トラルファマドール星人は四次元の存在やから過去・現在・未来あまねくすべての時代に存在する。クトゥルフの古き神々と同じやな。 「人が死んだとき死んだように見えるにすぎない。なぜなら別の時間軸ではその人はまだ生きてる」 んやから。 堀田: 113ページで、ドイツのドレスデンで捕虜として押し込められたスローターハウス(屠殺場)とトラルファマ

Sparklehorseとミリオンダラーホテルやで!

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そろそろ本格的に秋の兆し。CRUNCHのギター堀田が読書しながら音楽を聴いています。読んでいるのはカート・ヴォネガットみたい。 くらんちくん: お、ええの聴いとるな。 堀田: スパークルホース最近よく聴いてるよ。日本盤が出たセカンドとサードがあるけど、特に2001年のサードアルバム 「It's wonderful life」 。ダニエル・ジョンストンと同じような精神性を感じるね。 くらんちくん: そりゃ、 ダニエル・ジョンストンのトリビュート・アルバム の企画にも関わっとるしな。レディオヘッドのツアーサポートして話題になっていた時期は日本盤出とるんやよな。 堀田: サイケ・ロックになった以降のビートルズっぽくもあるし。 くらんちくん: それもあるけど、わいはVelvet Underground直系、つうかルーリードっぽくて好きやな。 堀田: Yves Tumor ( イヴ・トゥモア ) っぽさも感じる。 くらんちくん: そりゃ90年代後期に活動していたミュージシャンはグランジの影響は受けとるやろ。イヴ・トゥモアとか最近のミュージシャンもグランジ・リバイバルみたいな感あるなー。 堀田: うん。スパークルホースを聴いてると、 2000年代を起点にインディーロックの歴史を俯瞰できる ね。 くらんちくん:いわゆるPitchfork史観やな。 60年代のビートルズ、ヴェルベッツ、00年代のレディオヘッドを端緒にしたロック史観。その3つの重要な起点を結ぶミッシング・リンクがスパークルホースことマーク・リンガス や! くらんちくん: しかしアルバムのタイトル 「It's wonderful life」   素晴らしい人生とはよう言ったもんや。 同じことを、例えばやな。U2のボノが歌えば「ひどい世界だけど、それでも我々一人一人ががんばって素晴らしい世界、素晴らしい人生に変えていこう」みたいな、シニカルで、グローバルなメッセージになると思うんや。U2はとても政治的なバンドやし。 やけど、スパークルホースのマーク・リンガスだと、何の皮肉もなく、ただただ純粋に、「今、この瞬間が素晴らしい人生なんだ」と歌ってそうや。 実際にはそんなに素晴らしくはないかもしれへん。よそから見れば、むしろ苦痛に満ちた人生かもしれん。やけど、貧乏でも、誰にも注目されなくても、自分が楽しければそれ

The War On DrugsとPRINCEやで!

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 コロナ禍も静まりつつある2021年11月の午後、くらんちくんは相変わらずタワーレコードで取り寄せたCDを聴いています。 堀田: くらんちくん、何買って聴いてるの? くらんちくん: おう!VIVID SOUNDから出たPRINCEのライブ盤や。 「Live At Webster Hall, New York 2004」 はプリンスの第2の黄金期が始まった2004年のショーケースライブ、ケーブルTV局VH1収録で、短いけど音質はええで。もう一つは2枚組 「Rock In Rio ”Baby, I’m A Star" 1991」 、文字通りブラジルのロックインリオ出演時のFM放送音源、有名なやつらしい。音質はそこそこ。 堀田: ふーん、くらんちくん、プリンス好きだね。 くらんちくん: 国内盤出るもんはだいたい買うとる。 Alive The Live レーベルのは 「Live In Japan 1990」 だけ買うた。TVで放送されたし高音質。「LIVE IN NEWYORK 1985」は公式ビデオの音源やから、今は これでDVDで観れる から注意や。94年の GLAM SLAMはなぜかストリーミングでも聴ける し、まあ、だいたいYuTubeで聴けるんやけどな・・・ こういった国内盤は、法律的にOKな国で作られたブートレグを輸入して販売しとるんやと思う。かつてのハーフオフィシャル盤みたいに法的にグレーかもしれんけど、最近のお蔵出し公式音源だってプリンスが生きとったら発売されんかったやろしなあ。 それはそうと、こっちは新しいライブ盤やで。聴いてみ。 プリンスのCDを取り出し、くらんちくんが別のCDをかけます。 The War On Drugs "LIVE DRUGS" 堀田: わー、かっこいいね。 くらんちくんが拳振り上げて盛り上がってる様が目に浮かぶよ。 サウンドはブルース・スプリングスティーンで、唄がボブ・ディランで、広がっていく壮大なサウンドスケープはU2 を思い出すね。 くらんちくん: まさにそうやな。中心人物のアダム・グランデュシエルは79年生まれやし、その辺の音楽が子どもの頃のロック原体験なんやろな。まさに三つ子の魂は百までや! ブルース・スプリングスティーン好きな村上春樹にも聴いてほしいで。 堀田: 今年出た新譜(「I Don’t

くらんちくん 温故知新やで

くらんちくん:おい堀田! ピーターバラカンさんの番組聞いとるか! 堀田:なに?くらんちくん。何か面白いことでもあったの。 くらんちくん:バラカンさんの番組、腹持ち良い音楽を流してくれるからよく聴いとるんやけど。 ホアキン・クーダー の新譜が良かったわ。ふわふわした感じで気持ちいい。ライ・クーダーの息子らしいんやけどな。カントリー・ミュージックの先祖らしいバンジョー奏者、アンクル・デイヴ・メイコンっちゅう人のカバー集みたいなアルバムや。 ホアキンは子どもの頃、おやじさんライ・クーダーがアンクル・デイヴ・メイコンの曲をバンジョーで弾き語るのを聴いて育ったらしいけど、ライ自身もピート・シーガ―が演奏してるのを聴いて知ったんやと。 堀田:へー。音楽は伝承されていくね。 くらんちくん:まあ、ごたくはいいから聴いてみ。  Joachim Cooder : Moning Blues  on Spotify 堀田:カントリーっていうけど、なんだかエキゾチック。いかにもアメリカっていう曲じゃなくて、見知らぬ国の音楽みたい。 くらんちくん:バラカンさんがいうには、アフリカの民族楽器、親指ピアノ(カリンバ)使っとるらしいな。そのせいかも。 堀田:これが親指ピアノの音なの? ちょうど 「考える人」という雑誌 の細野晴臣さんのコラム(2016年夏号)で読んだんだ。引用するね。 「アフリカの人は旅をするときカリンバを弾いて、孤独を癒しながら行く。自分をなぐさめるための音楽。音楽にはそういう側面があるのに、それを今の人間は忘れているんじゃないかな。何でも自己表現として外に発信していく」 くらんちくん:細野どん、ええこというなあ。しかし偶然やな。原因と結果があるのではなく、同時多発的に同じことが起こることを心理学用語でシンクロニシティーと言うんやで。ポリスの「見つめていたい」が入ったアルバムのタイトルやな! 堀田:いいね。それ、今度の曲の歌詞にあるからタイトルにしようかな。 くらんちくん:ええな。わいが名付け親やな! お前らの新曲楽しみにしとるで! 

THANKS GIVING関連のリリースとわいらのPlaylistやで!

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堀田:くらんちくん、何聴いてるの? くらんちくん: TANAKA AKIRA のアルバムCD、リマスター再発盤と ヘリコプター のベスト盤カセットや! 堀田:それはわたしも買ったよ。THANKS GIVINGから出たCDと、 Galaxy Trainからのカセット。 くらんちくん:わいはレーベル倉庫からかっぱらってきた。 堀田:窃盗だよ。それ。明日は スクリューキッドの新作CD も出るね。 くらんちくん:そうやな。それももらってこんと。 堀田:かっぱらうんじゃないの? くらんちくん:本当は忍び込んでつかまって、土下座してもろてきたんや。お金ないんや。 堀田:くらんちくん哀しいね。 くらんちくん:わいは観念の存在やから何しても許されるんや。 堀田:ダメ。それはずるいよ。そういえば TANAKA AKIRAさんもプレイリスト 作ってたけど、わたしたちもお気に入り曲のプレイリスト作ったんだったね。 くらんちくん:そうそう。わいのプレイリストとCRUNCHのプレイリスト並べとくで!

前野健太観てきたで! 前野健太 ニューアルバム 「サクラ」 発売記念ツアー 2018年6月3日伏見Jammin

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名古屋のバンドCRUNCHのマスコットキャラ、くらんちくん。 ギターの堀田さんとライブの話で盛り上がってますよ。 くらんちくん:「東京の空~は~ 今日もただ青かった~♪」 堀田:くらんちくん、前野健太のライブ、余韻冷めやらないんだね。 くらんちくん:当たり前や! お前らCRUNCHのライブよりよっぽど前野健太のライブ観に行っとるわ。資源を大切に 明るく楽しい前野健太! 堀田:オープニングがバンド演奏とナレーションでHARD OFFのテーマだったね。 今日も真面目に取り組んでいます pic.twitter.com/7nnwi5xNe0 — eikoishibashi (@Eiko_Ishibashi) 2018年6月3日 フュージョンなギターもよかったね。ジムさん、HARD OFFで中古機材をよく探すのかなあ。 くらんちくん:伊賀航、ジョー・タリアの鉄壁のリズム隊はしかも臨機応変やし、伊賀航と共に星野源の演奏を支えるキーボード・プレイヤー石橋英子、そして言わずもがな世界のジム・オルークの超絶ギター・プレイ。神や!!えらいもん観たで。 そのバンドに支えられて水を得た魚なマエケンの歌はやっぱり良いわ。「今の時代が一番いいよ」で改めて痛感したんやけど、歌は楽しいとか、うれしい、哀しい、怒り、そんな簡単に割り切れるもんやないな。前野健太の唄はいい意味でロックかつ演歌や。 「みんな一緒に楽しもう!」とかでは絶対ないと思うんや。「俺はこう思うんやけど、お前はそう思うんやな。自分でもわからへん、別々の感情を抱いて、でも俺たちは同じ時代に居る」みたいな。怒号しているようで号泣しているようで、笑っているようでもある。 そうや・・・  お前らCRUNCHのアルバム『てんきあめ』 も雨降りなのか晴れてるのかあいまいな色々な感情を歌った言うとったな。ええな。 堀田:くらんちくん、今日はあんまり悪態つかないね。 くらんちくん:喉がガラガラで絶不調のはずなのに最高のライブをしてくれた前野健太のおかげで心が洗われたんや。思えば、お前らの演奏にダメ出しばっかりしてすまんかったな。お前らのアルバム、実は毎日聴いてるんやで。 堀田:はは・・・ありがとう。いったいどうしたのくらんちくん? もう死ぬの?

壊れかけのテープレコーダーズ『FRAGILE E.P.』リリース・ツアー

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CRUNCHのいつもの練習スタジオ。 おや、メンバー以外の誰かがやってきましたよ。 くらんちくん:おはよう!!土曜日はわいの生誕祭ごくろうやったな。CRUNCHの演奏もまあまあやったで! 壊れかけのテープレコーダーズ 堀田:くらんちくんの生誕秘話を話したのはついで。壊れかけのテープレコーダーズの新EPレコ発だよ! 音源も良かったけど、ライブは一層迫力があってかっこよかったね!  壊れかけのテープレコーダーズ「Boys & Girls」 凄いカッコ良かった! 明日も新宿motionでライブです。 pic.twitter.com/PrYWXvVs0c — CRUNCH (@crunchjp) 2018年5月21日 堀田:小森さんの初期衝動的なパフォーマンスよかった。自分にはないからそういうの憧れる。遊佐さんのオルガンの音色、ドアーズみたいな雰囲気があって好き。 くらんちくん:リズム隊もうますぎやな。新ドラマー高橋恭平さん、以前はFar Franceや吉田ヨウヘイgroupでも叩いてたそうで、わい、ライブ観たことあるで。凄いかっこよかった。 堀田:そうだね。rock our electric soulも演奏うまくてびっくりした。バンジョーとかマンドリンとか弾いてカントリーぽかったり色んな要素があって素敵だった。 rock our electric soul 神野:細かいトコまでビシッと決めてて。メンバーが楽しそうに演奏してるのが伝わってきたね。あと、壊れかけのテープレコーダーズさん、迫力が凄かった!二人の声もとても素敵で。ライブの後、牛スジオムハヤシ最高だった! ご飯が美味しいブラジルコーヒー さんで演奏できてうれしかった。 CRUNCH 左から川越、神野、堀田 川越:どの対バンさんもライブを楽しんでるのが姿や音から伝わってきたよ。ブラジルコーヒーは演奏しながら、窓から流れていく車や人が見えるのが新鮮だった。いつもと違う気持ちでやれてよかった! 金山駅すぐ ブラジルコーヒー たまに展示会やってます 壊れかけのテープレコーダーズ おまけ くらんちくん誕生秘話 くらんちくんは夜道で出会うと、ひたひたと跡をつけてきます そんなく

新栄ラジオデイズ・レコード、Roots Lounge、Last Days Of April 来日ツアー

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最近のくらんちくんの動向をご紹介しますよ 新栄に新しくできたレコード店に突撃するくらんちくん まずは ラジオデイズ・レコード 。新栄駅からクラブロックンロール方面の大通り沿い、新栄ビルの4Fです。 「みゆきのサントラも気になったし、色々渋めのロック名盤を発見したけど、ここではELOのDiscoveryUS盤とパトリース・ラッシェンの忘れな草7インチ。書き込みがあるからか破格のアースウインド&ファイヤーのベストUS盤を買ったぞ!」 そしてダイヤモンドホール方面へ、スタバを越えてユニーブル新栄3Fの一室の隠れ家的レコードショップ Roots Lounge へ。 「ここは本や雑貨もある。ビールやソフトドリンク、ちょっとしたおつまみもあるから、今度来るときはまったりするぞ。ここではTalking HeadsとAlterd imageを購入した!」 夜は栄タイトロープに行きます 「お! CRUNCHのぼんくら2人、どうした?」 「くらんちくんこそ、そのでっかい荷物はレコード?」 「お前が好きそうなもんも買うてきたで  そして盛り上がったLast Days Of April の来日ツアーはまだまだ続く!」 CRUNCHの川越、堀田(左から) DJ Ume-Rock 5/2(水) 大阪 天王寺fireloop act / Last Days Of April / FOOLA / my way my love / KAIMY PLANTS / Hue’s DJ : ume-rock(Sunday Monday / Ivy Ivy) 開場18:00 / 開演18:30 前売¥4,000 / 当日¥4,500- 5/4(金) 宮城 仙台 Flying Son act/ Last Days Of April / FOOLA / THE ANDS / Donald / イタチごっこ DJ : ume-rock(Sunday Monday / Ivy Ivy) 開場18:00 / 開演18:30 前売¥4,000 / 当日¥4,500- 5/5(土) 東京 吉祥寺WARP act / Last Days Of April / FOOLA /

汝、我が民に非ズ 京都磔磔行ってきましたよ

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汝、我が民に非ズ の京都磔磔公演が2018年4月15日に。 おや? 終演後に見覚えのある顔が出てきましたよ。 くらんちくん:お?クランチのギター。お前、町田康なんか観に来るんか? 堀田:INUのアナログ盤持ってるよ。 5/5はこんがり音楽祭、6月頃には初の吹き込み盤がリリース されるそうだね。楽しみ! くらんちくんこそ京都まで来たの? くらんちくん:そりゃ関西NOWAVEのツアー追っかけたくらいやからな。今回は94年に北澤組で来て以来24年ぶり。そりゃ女房を質に入れてでも観に来なあきまへんで! 堀田:関西NOWAVEは80年代初頭のムーブメントだよ。くらんちくん実は50歳くらい? くらんちくん:わしは妖怪やから、あまねく全ての時代に存在するで 堀田:はいはい。MCも面白かったね。「小説を書くとインタビューを受けなきゃいけないけど、答えられんこと聞いてくる」って くらんちくん:あれは全く同意やわ。「この小説、なんで書いたんです? 書きたいから書いたに決まってるやろ!」 堀田:怒鳴らないでよ。あの話は続いたね。「それでも何か理由を考えなきゃいけないと思って、考えるうちにやっぱりだんだん腹立ってくる」って くらんちくん:「物語には、何か理由がなきゃいけないのか?」と苦言を呈してたな。悪いことしたから警察行ったとか。どうでもええやんなあ。その次、話し出したのが最近読んだ本 堀田:有島武郎『カインの末裔 』。内村鑑三と親しいクリスチャン系の作家 くらんちくん:信仰に疑問を持って人妻と心中したひとやな! その話から迷走しだしたな 堀田:どんなこと話してたっけ? くらんちくん:新幹線のホームにで「自撮り棒で撮らないでください」という注意書きがあるやんか。新幹線が来たときに自撮り棒で撮ろうとして大惨事になったんやろうなという話から、「カメラにおける写真芸術、小説における人称の話につながっていくはずだったんですよ。本当は。ということで次の曲のタイトルは二人称 です。踊り狂う君(ダウン花を抱き儲けなしで)」 堀田:くらんちくん、記憶力やばい! じゃあ「サシスセソ」の話も覚えてる? くらんちくん:料理じゃなくて、女性の会話の「サシスセソ」な。 思ったことをそのまま歌ってる。小説もそういう話だって。新刊の

大須観音よりに新装開店!FILE-UNDERに行ってきましたよ

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うら暖かい初春の昼下がり。くらんちくんが目指すのは 名古屋 大須商店街は ファイルアンダーレコード 。 矢場とんのそばの雑居ビルの老朽化に伴い、2018年4月に移転リニューアル。 「ここだ!ここ!」 大須観音駅から出て徒歩5分の路面店。 さっそくレコード棚を物色するくらんちくん。壁かけのU.S.Girlsの新作LPとYo La Tengoの新作CD、ちょうどアメリカから届いた荷物からThe Birthday Partyのファースト再発カラーヴァイナルをゲットします。 「The Birthday Partyは高いよ3980円」と店主の山田さん。 「いやいや買うよ。オープン祝いもかねて」と少し青くなるくらんちくん。 「くらんちくん、The Birthday Partyは他の盤持ってる?」 「いや~、Spotifyで聴くだけで」 「あんまり中古でも見なくなってきたからね。最初に買うのはファーストがいいよ。僕は人生で最も繰り返し聴いたレコード」 帰宅してさっそくThe Birthday Partyのレコードに針を落としたくらんちくん。 ニック・ケイヴの唸るような絞り出すような怨念めいた歌唱と、本能を呼び覚ますような部族的ビートにうっとり。レコードらしいまろやかな音質に3980円の価値を見い出したようですよ。 店内の全景はこんな感じ。カウンター後ろにはWEEZERのポスターが。ブロンドレッドヘッドのいかすシルクスクリーンのポスターも貼ろうか迷われていましたよ。 余談ですが 1日外出録ハンチョウの名古屋編(正確には大須) わかりすぎてつらい。

サニーデイ・サービス 2018年3月19日名古屋クアトロ

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CRUNCHのギタリスト堀田さんと、くらんちくんが何やら話し込んでいます。どうやらサニーデイ・サービスのライブに行ってきたようですよ。 堀田 : あ!くらんちくん またライブで会ったね! 堀田 くらんちくん: おう!お前はクランチのギターのボンクラ? くらんちくん 堀田 : CRUNCHのギターの堀田です くらんちくん : どっちでもええわ。お前サニーデイなんか聴くんか? 堀田:うん、好きだよ くらんちくん : どうせ、ファッションで聴いとるだけやろ 試しに聞くけどな。サニーデイでどの曲好きなん? 堀田:: 「Now」 !   なんとな~く 会~いたくなって♬ くらんちくん: やっぱりな。にわかやから有名なのしか聴いとらんのやろ? 帰れ! 堀田: そんなことないよ。新作よかったし。それにしても客層が幅広かったね。20代から、お子さん連れ、50代まで くらんちくん:部長さんクラスがちらほら来るなら、そのバンドは本物やで! 堀田:くらんちくん、どこ目線なの? くらんちくん:「ラブソング 2」で4Letter Wordsを叫びながら始まって鉄壁の演奏!狂乱のインプロが凄まじい「セツナ」でもう泣けてきたわ 堀田:ノーザンブライトの新井仁さんと曽我部さんのギターバトル凄かったね。くらんちくん涙ぬぐってて、反対となりの男性も泣いてて、なんなの?って思ったよ。高野勲さんのデジタルメロトロンも気になったよ。 くらんちくん:CRUNCHで新しいキーボード欲しいのか? 堀田:うん、いいのあったらね。ダブル・アンコールで「白い恋人」をやったりしたけど、最近の3部作から中心で、欲を言えば 「イン・ザ・サン・アゲイン」 が聴きたかった。あの世から聞こえてくるような独特の感じを出せるのは、今は曽我部さんくらいじゃないかな。 くらんちくん: 3月14日配信の『the CITY』 のレコ発ツアーだしな。『DANCE TO YOU』からの3部作というか、前作『Popcorn Ballads』と平行して作ってたと言ってた。 20年前に『東京』というアルバムを作ったけど、もうそんなにフレッシュじゃない今、都市というテーマに向かい合うと本作のようになるって。そういいつつも、20年後に聞いたら