くらんちくん 温故知新やで

くらんちくん:おい堀田! ピーターバラカンさんの番組聞いとるか!

堀田:なに?くらんちくん。何か面白いことでもあったの。

くらんちくん:バラカンさんの番組、腹持ち良い音楽を流してくれるからよく聴いとるんやけど。ホアキン・クーダーの新譜が良かったわ。ふわふわした感じで気持ちいい。ライ・クーダーの息子らしいんやけどな。カントリー・ミュージックの先祖らしいバンジョー奏者、アンクル・デイヴ・メイコンっちゅう人のカバー集みたいなアルバムや。

ホアキンは子どもの頃、おやじさんライ・クーダーがアンクル・デイヴ・メイコンの曲をバンジョーで弾き語るのを聴いて育ったらしいけど、ライ自身もピート・シーガ―が演奏してるのを聴いて知ったんやと。

堀田:へー。音楽は伝承されていくね。

くらんちくん:まあ、ごたくはいいから聴いてみ。 


Joachim Cooder : Moning Blues on Spotify


堀田:カントリーっていうけど、なんだかエキゾチック。いかにもアメリカっていう曲じゃなくて、見知らぬ国の音楽みたい。

くらんちくん:バラカンさんがいうには、アフリカの民族楽器、親指ピアノ(カリンバ)使っとるらしいな。そのせいかも。

堀田:これが親指ピアノの音なの? ちょうど「考える人」という雑誌の細野晴臣さんのコラム(2016年夏号)で読んだんだ。引用するね。

「アフリカの人は旅をするときカリンバを弾いて、孤独を癒しながら行く。自分をなぐさめるための音楽。音楽にはそういう側面があるのに、それを今の人間は忘れているんじゃないかな。何でも自己表現として外に発信していく」


くらんちくん:細野どん、ええこというなあ。しかし偶然やな。原因と結果があるのではなく、同時多発的に同じことが起こることを心理学用語でシンクロニシティーと言うんやで。ポリスの「見つめていたい」が入ったアルバムのタイトルやな!


堀田:いいね。それ、今度の曲の歌詞にあるからタイトルにしようかな。


くらんちくん:ええな。わいが名付け親やな! お前らの新曲楽しみにしとるで! 

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